
ゲーミングモニターとは、ゲームプレイに特化した機能を多く備えたモニターのことです。一般的なモニターやテレビと比べて、リフレッシュレートが高く、応答速度や入力遅延に優れているため、より快適にゲームをプレイすることができます。
FPSに限らず、RPGやオープンワールドなどさまざまなジャンルのゲームにおいても、その性能を活かすことができます。この記事では、ゲーミングモニターの基本的な特徴や、用途に合わせた選び方のコツについてわかりやすく解説していきます。
普通のモニターとの大きな違い

ゲーミングモニターに特に求められるのは、応答速度の速さ、リフレッシュレートの高さ、そして画質の良さです。一般的なモニターやテレビは、映像の見やすさや快適な作業環境を重視して作られているため、画質の良さが備わっているものは多いですが、応答速度やリフレッシュレートの高さに特化していない場合が多いです。そのほかにも、ゲーミングモニターにはゲームを快適にプレイするための機能が充実しています。
ゲーミングモニターの特徴
ゲーミングモニターには、ゲームを快適にプレイするためのさまざまな機能が備わっています。ここでは、代表的な3つの特徴について紹介します。
応答速度の速さ

応答速度とは、画面の色が別の色に切り替わるまでの速さのことです。応答速度が速いほど残像が残りにくくなります。そのため、ゲームを快適にプレイするには応答速度の速さが欠かせません。応答速度は「ms(ミリ秒)」という単位で表され、数値が小さいほど切り替えが速いことを示します。一般的なモニターやテレビが約5ms〜15ms程度であるのに対し、ゲーミングモニターは4ms〜0.1msといったモデルもあり、より素早い表示が可能です。特にFPSや対戦ゲームでは素早い動きが多いため、応答速度が遅いモニターでは残像が気になる場合があります。
高いリフレッシュレート

リフレッシュレートとは、1秒間に画面を更新する回数のことです。この回数が多いほど、映像は滑らかに表示されます。リフレッシュレートは「Hz(ヘルツ)」という単位で表され、60Hzや240Hzなどがありますが、これらの数字は1秒間に画面を更新する回数を示しています。リフレッシュレートは、FPSや対戦ゲームなどの一瞬の差で勝敗が決まるゲームにおいて、非常に重要な要素です。
※注意点として、モニターに接続する本体のスペックによって出力できるリフレッシュレートは異なるため、事前に確認しておきましょう。
ゲームに役立つ機能が充実

ゲーミングモニターの多くには、さまざまな機能が搭載されています。ゲームのジャンルごとに適した表示モードを選べたり、暗い場面を明るく表示できたりするなど、プレイをサポートする機能が充実しています。一方で、一般的なモニターやテレビでは、細かなモードの切り替えやゲーム向けの調整ができないものも多くあります。そのため、ゲームの種類によっては見やすさが変わったり、暗い場面が見えにくかったりすることがあります。
ゲーミングモニターを選ぶコツ

ゲーミングモニターは種類が非常に多く、どれを選べばよいのか迷っている人も多いと思います。ここからは、これまで紹介してきたゲーミングモニターの特徴をおさらいしながら、モニター選びで失敗しないためのコツを3つ紹介します。
オーバースペックに気を付ける
ゲーミングモニターを選ぶ際に特に気を付けたいのが、「リフレッシュレート」「応答速度」「解像度」です。「リフレッシュレート」と「応答速度」は先ほど説明しましたが、どちらも性能が高くなるほど、基本的に価格も高くなります。また、「解像度」とは画像を構成するピクセル数のことで、画面のきめ細かさを決める要素です。
主な種類としては、
- フルHD(1920×1080)
- WQHD(2560×1440)
- 4K(3840×2160)
などがあり、数字が大きいほど画像はよりきめ細かくなります。ただし、解像度が高くなるほど価格も高くなる傾向があります。
性能の良いモニターを使えば、より高いフレームレートに対応でき、応答速度も速く、解像度も高くなります。しかし、必ずしもそれだけで快適になるとは限りません。モニターの性能が高くても、出力するゲーム機本体の性能が追いついていない場合、その性能を十分に発揮できないからです。
ここでは、各ゲーム機のおおよそのスペックをまとめました。
| 最大FPS | 対応解像度 | 遅延 | |
| Switch | 60fps | 1920×1080(FHD) | 30~50ms |
| Switch 有機EL | 60fps | 1920×1080(FHD) | 30~50ms |
| Switch 2 | 120fps | 3840×2160(4K) | 15~30ms |
| PlayStation 4 | 60fps | 1920×1080(FHD) | 20~35ms |
| PlayStation 4 Pro | 60fps | 3840×2160(4K) | 20~35ms |
| PlayStation 5 | 120fps | 3840×2160(4K) | 10~20ms |
| Xbox Series X | 120fps | 3840×2160(4K) | 10~20ms |
| PC(スペック次第) | 60~360fpsなど | FHD~8Kなど | 5~15ms |
※モニターの応答速度(ms)に加えて、ゲーム機本体の遅延も合計されたものが、実際に画面へ反映されるまでの時間に影響します。
オーバースペックにならないように、使用するゲーム機本体の性能に合わせたモニターを選ぶことが大切です。
入力端子の種類を確かめる
モニターには主に「HDMI」「DisplayPort(DP)」「USB-C」といった入力端子があります。モニターとゲーム機本体の映像出力端子が対応していなければ、映像を表示することができません。また、4Kや120Hzで出力する場合は、通常の端子ではなく、それぞれに対応したバージョンの端子を使用する必要があります。
ここでは、各ゲーム機が使用している主な映像出力端子をまとめました。
| Switch | HDMI |
| Switch 有機EL | HDMI |
| Switch 2 | HDMI(2.1対応モデル) |
| PlayStation 4 | HDMI(1.4) |
| PlayStation 4 Pro | HDMI(2.0) |
| PlayStation 5 | HDMI(2.1) |
| Xbox Series X | HDMI(2.1) |
| PC(種類による) | HDMI(2.0 / 2.1)、DisplayPort(1.4 / 2.1)、USB-C(DP Alt Mode) |
※モニターに付属しているケーブルや端子のバージョンが足りない場合は、対応したケーブルを別途購入する必要があります。ただし、端子の性能が足りなくても映像が映らないわけではなく、解像度やリフレッシュレートが制限される場合があります。
モニターの性能を十分に発揮するためには、入力端子の種類やバージョンにも注意して選びましょう。
サイズに気を付ける
用途にもよりますが、ゲーミングモニターでちょうどよいとされているサイズは24〜27インチです。モニターが大きすぎると画面全体を見渡しにくくなり、目で動きを追いづらくなることがあります。特にFPSや対戦ゲームでは、サイズが大きすぎると不利に働く場合もあります。また、一般的なモニターの画面比率は16:9ですが、21:9や32:9といった横長のモニターも存在します。横長モニターは没入感が高く、レースゲームなどで好まれることがありますが、ゲームによっては見づらく感じる場合もあります。そのため、初心者やモニター選びに迷っている人は、まずは標準的な16:9のモニターを選ぶのがおすすめです。
メリット・デメリット
ゲーミングモニターには多くのメリットがありますが、その一方でデメリットも存在します。購入を検討する際は、両方をしっかり理解しておくことが大切です。ここでは、ゲーミングモニターのメリットとデメリットをわかりやすくまとめました。
メリット
- リフレッシュレートが高い
- 遅延が少ない
- ゲームに便利な機能が多い
デメリット
- 価格が高いものが多い
- 種類が多くて選ぶのが難しい
- 映像の美しさやスピーカーの音質に力を入れていない場合がある
まとめ
ゲーミングモニターは種類が非常に多く、初心者の方にとっては選ぶのが難しく感じるかもしれません。しかし、ゲーミングモニターとはどのようなものかを理解し、リフレッシュレートや応答速度、解像度などの特徴を押さえることで、失敗せずに自分に合ったモデルを選ぶことができます。FPS・RPG・オープンワールドなど、ゲームジャンルや使用するゲーム機本体の性能に合わせて選ぶことが大切です。また、画面サイズや入力端子の種類も重要なポイントになります。ゲーミングモニター選びで迷ったときは、ぜひ本記事を参考に、自分に最適な一台を見つけてみてください。


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